牛に対して琴を弾ず(読み)ウシニタイシテコトヲダンズ

デジタル大辞泉 「牛に対して琴を弾ず」の意味・読み・例文・類語

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「牛に対して琴を弾ず」の意味・わかりやすい解説

牛に対して琴を弾ず
うしにたいしてことをだんず

どのように説き聞かせても効果のないことのたとえ。中国宋(そう)の善郷(ぜんきょう)が撰(せん)した字典『祖庭事苑(そていじえん)』に、魯(ろ)の賢人公明儀がウシの前で琴を弾じ、『清角(せいかく)の操』という名曲を聞かせたが、ウシは知らん顔をして草をはんでいた。ところがカやアブ羽音や子ウシの鳴き声をまねると尾を振って歩き出し、耳をそばだてたりした、とある故事によることばで、志の低い愚人に対して、いかに高尚なことを説き聞かせても、なんの役にもたたないことをいう。

[田所義行]

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